初めてだったからこそ!ドラゴンクエストのもとになったゲームのお話 6回目

ドラゴンクエストの元ネタになったのってなーに?

ドラゴンクエスト1の最終回です。
ということで、このドラゴンクエストって、どんな発想からできたのでしょうか。

堀井雄二さんにインタビューした過去の記事は、いっぱい見かけることがあるでしょう。
そのなかに2つのゲームが出てきますが、気が付いたでしょうか?

でも、すっごい古いゲームでどんな内容か想像つかないですよね。
どこがドラゴンクエストに似ているのか、ドラゴンクエスト1の最終回とともに振り返ってみたいと思います。
知ってる人はちょっと懐かしんでね☆

ウイザードリィってなに?


参考:PC-9801版 Wizardry I Proving Grounds of the Mad Overlord(Sir-Tech Software, Inc)

これは実機の映像を撮ってもらいました。
誰かは内緒w

実はドラゴンクエストは、このゲームを基にする案が優勢だったそうです。
Wizardryとは、暗い先が見えない迷宮のなかを探検するゲームでした。
原作版は1981年、AppleIIで発売されたそうです・・・というかAppleIIってなに?って感じですよね。
いまのMacの原型になったものと思えば、そんなに遠くはないそうです。ご先祖さまって感じですね。
日本のPC8801番は、1985年に発売されたそうなので、ドラゴンクエスト1の発売1986年の1年前ってことになります。

実はこのWizardry1とんでもない大ヒットになり、ドラゴンクエスト1の開発陣に大きな影響を与えたそうです。
堀井雄二さんをはじめ、みんなやってたそうで。
暗い先に何かがいるって、どこかでホラーゲームを感じさせますよね・・・先日やったBackroomみたいな💦

今でもリメイク版が発売されていたりするんです。

すごい影響力があったのですが、堀井雄二さんは戦闘は面白いけど、ダンジョンのなかだけという狭い世界観はお気に召さなかったんですって。
そこでもうひとつの世界的ヒット作との融合を図ります。
こちらの方が、堀井雄二さんのお好みだったそうなんです。

ウルティマってなに?


PC-9801版 UltimaII : The Revenge of the Enchantress(cosmetics line PONYCA)

こちらも映像を撮っていただきました。
ウルティマの第2作目だそうです。

こちらはどこかでドラゴンクエスト1の感じがしますよね。
発売は1982年のこと。
第1作目は1981年なので、Wizardryと同じです。
写真のは、リニューアル版で1989年発売だそうで、かなりきれいになっています。
もともとのほうは1985年発売だそうで、ドラゴンクエスト1に影響を与えたぐらいになるでしょう。
第1作目は、1981年、日本では1988年にリニューアル版として発売されたそうなので、ナンバリングと順番が違うそうです。
なんとややこしいこと・・・と思いたいところですが、このころはこういうのがいっぱいあったそうで。
版権の問題、移植する会社の問題などがからんでいたそうです。
英語版で出せばいいと思いがちですが、今みたいにみんなWindows使ってます!とかって時代ではなくて、それぞれ違ったプラットフォームで作られたので、移植も大変だったみたいですよ。

こうやってみると、時代の移り変わりってわかりますよね。
でも、ドラゴンクエストを見てみると、「そうか、こんな感じのところから広がったのね」って見えてくると思いませんか?

初めてだったからこそ!ドラゴンクエストのモンスターのお話 5回目

前回はモンスターのお話なんかも調べてますので、良ければこちらも見てくださいね☆
次回からはドラゴンクエスト2にまつわるお話をしていこうと思ってます!

よかったら、またみてね☆

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です